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みなさんこんにちは。
早いもので「とり×とり」が発売されてから一年が経とうとしています。
さて、長らく続いてきた「とり×とりのすみっこ」も今回で最終回。
というわけで「とり×とり」の「トリ」を飾るキャラクターは、ジャック・オー・ランタンでもあり、稲尾和美の姉でもある稲尾美咲です。
て、長らく続け来ましたこのコーナー、トリは、ある意味このゲームの真のヒロインと言える「ランタン」こと「美咲」さん。

ャック・オー・ランタン」というのはそもそもイングランドの民話に登場する「ランタン持ちの男」とかそう言う意味がある存在で、地獄にも天国にも行けないさまよえる魂、という悲しい物語の主人公でした。

作のランタンも、まさにその設定を頂いた悲しい存在で、更に「寂しいから人を連れて行ってしまう」という、ホラー映画のモンスター的役割もあったので、基本デザインはちょっぴり怖い、シュールな感じ、と
決まりました。

それが、「ランタン」の基本デザインです。

だ、可愛い女の子の怪物がいっぱい出てくる、というのも「とり×とり」の売りだったわけで、それならば、ということで中身は可愛い女の子なんだよ! と言うことになりました。

なみにランタン=美咲は、委員長こと尾和美さんの、い頃に行方不明になったお姉さん、という設定があるのですが、こちらは初期の設定には存在していないものでした。
この設定は、ランタンがこの街に現れる理由、説得力を考えているときに、ふと思いついたものです。

まあ他に、エロ要員である和美ちゃんに、せめて少しくらい、いい役割を与えてあげよう、という理由もあったりするのですが(笑)。
でもまあ、そんな設定が出来たおかげで、物語が上手くまとまってくれた、というのは本当のことで、和美ちゃんもただのエロ要員ではない、味のあるキャラクターに仕上がってくれました。
これについてはちょっと、自分を褒めてやってもいいんでないかなあ、とか思ってたりします(笑)。
ところで、「」という名前ですが、ネタまみれのこの企画の中で(笑)、この名前だけは本当に元ネタというものが存在しません。
ぼんやりと名前を考えていて、ふと浮かんだ名前がこれだったので、そのまま名付けました。
ホント、何でこの名前が浮かんできたのか、不思議なのですが……可愛い名前なので、気に入ってもいたりします。

ちなみに、まけシナリオである『ランタンルート』をプレイしていただいた皆さんならお分かりかと思いますが、最後美咲は神隠しにあった当時の姿のままで、こちらの世界に戻ってくることになります。
美ちゃんには、明らかに年下にしか見えない「お姉ちゃん」が突然出来てしまうわけですが……そのせいでおこるだろうドタバタというのも、想像してみると中々楽しくて、機会があればどこかで、書いてみたいなぁなんて思います。

てさて、それでは発売後、ほぼ一年にわたってお送りしてきた「とり×とりのすみっこ」も、今回で遂に最後

今までお付き合いいただき、私たちにとっては可愛い子供達であるキャラクターたちを愛していただいたに改めてありがとうございますとお礼を申し上げまして……。

これにて、お別れとさせていただきたいと思います。
どうぞこれからも「とり×とり」および「すみっこ」をご贔屓にしていただければ、私たち一同、大変嬉しく思います。

それでは、また、どこかで。
(文/玉沢円)
ンタンは最初どんなデザインにしようか結構悩みました。デザインといいますか、各部のバランス・・・・・・でしょうか。

表情ではあるんですが、ほんのり怖く、ほんのりかわいいデザインにしたいなぁと色々とバランスを変えて描きましたね。
そうやって唸っていたときにふと視界に入ってきたのがパンダのぬいぐるみ(というかハンドパペット)でした。
「これだっ!」と思ってラフを起こしたのですが、やはり口のラインが直線だとイマイチ。
やはりここはギザギザだなぁというわけで、最終的なデザインに落ち着きました。

当初から中の人が居て、それは女の子だという設定でしたので、外見的にもそれを匂わせるためにリボンをつけたのがだんだんに大きくなり、あのような巨大なリボンになりました。
尾美咲は当初は「中の人」とか「ジャックの中身」というコードネームで呼ばれていただけで、和美の姉という設定はありませんでした。

しかし、そのうちに和美の姉ということで決定となりましたので、その折に外見的にもそれがわかるように、目つきや髪型を意図的に和美に近づけました。

頭の跳ね毛は当初はカボチャの中身なのでと、カボチャののイメージでした。
のエンディングで和美が三ツ編みを解いていますが、こちらは逆に意図的にに似せてます。
んなわけで、およそ一年間もの長い間、お付き合いくださいましてありがとうございました。

「とり×とり」は僕にとってとても心に残る思い出の作品です。
ゲーム製作の苦しさ、そしてそれ以上の楽しさを味わうことが出来ました。

このゲームの製作に関わった全てのタッフ、優の皆さん、そしてゲームをプレイしてくださった様に特大の感謝を。
本当にありがとうございました!

そしてハロウィンの季節になったら「とり×とり」のことをほんのちょっぴりでも思い出していただけることを祈りつつ。

それでは、また機会がありましたら、お会いしましょう。
(文/さいとうつかさ)
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