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この企画がお姫様+三人のおつき(吸血鬼・狼女・人造人間)で行こうと決めたときから、フランソワは「力持ちのちびっこ」にしようと、私の中では決まっていました。 だって、小柄な女の子がものすごく重ーい物を軽々持ってる姿って、萌えるじゃないですかっ！！ 性格に関しても、「その上おどおどちゃんだったらもっと萌えるよね」とあっさり決定。 名前も、「まあ、ストレートでいいんじゃない？」とこれまたあっさり決定と、実はほとんど悩むことなく、自動的に出来上がってきたのがフランソワちゃんでした。 この子のコンセプトは「小動物的な、かまったり守ったりしてあげたくなる子」。 このコンセプトも玉沢、ほとんど考えてません。 このキャラクターだったらこれしかないだろ、と考えたら自動的に(以下略)。 そんなフランソワちゃん。 シナリオ的には、「警戒心の強い野生動物を徐々に餌付けしていく」みたいな感じのノリを目指してみました。 ラス○ルっていうか、ブッ○ュ・ベイビィっていうかそんな感じ？ まあ、途中からB級ホラーみたいな展開になっていくのですけど、実はその辺りも凄く気に入ってます。 っていうか、この子のシナリオは他のどのシナリオよりも遊びまくりましたね(笑)。 おばけかぼちゃなんて、完全にネタだったのに(笑)、終わってみればなんだかしんみりいい感じの話になって、ちょっと驚きました。 素敵な演技をしてくださった声優さんや、色々とアイデア、意見を下さった制作スタッフの皆さんには、感謝感謝です。 ちなみにフランソワさんは、デザインも割とあっさり決まりまして、さいとうさんが書いてくださった初期稿で、ほぼ決定という感じでした。 で、その初期稿の片隅……というか、わりと真ん中に書かれていたのがフランソワさんの相棒、ラムダだったりします。 実はラムダって、私の考えた初期設定には欠片もなかったのですよね。 確か一回目の打ち合わせだったかと思うのですが、「こんなのどう？」とフランソワの隣に書かれたラムダの絵を見せてくださいまして、即採用決定。 某芋掘りロボットに似ているのでは無いかという話がスタッフからは出たのですが、「そんなのは気のせいだ」と玉沢の強権発動で押し切りました(笑)。 ラムダはフランソワさんが中に乗り込んで動かす他、リモコンを使用して遠隔操作も可能なのですが、最初はフランソワさんはラムダの肩に乗っているのが良いのではないかとか、いやいや頭に片手で掴まってるんだよ、とか色々アイデアが出ました。 まあ、最終的に中に乗り込んでいる、という形で落ちついたのですが、恥ずかしがり屋のフランソワなのですから、それが一番自然ですよね。 さてさて、それではまだまだ書き足りなくはあるのですが、今回はこの辺りで。 また、お会いしましょう。 追記 私もよく理由が分からないのですけど、何故かフランソワさんとラムダの収録以降、玉沢はフランソワ役の中瀬ひなさんに『ラムダ』と呼ばれていたり何かします。 愛称で呼ばれるというのはとても嬉しいのですけど……イベント会場とかで、遠くから「ラームダー！」って呼ばれるのはちょっと恥ずかしいです(笑)。 しかし、何故ラムダ……。 （文/玉沢円） 初期稿と決定稿（スパナなし）です。 フランソワは初期からほとんどデザインは変わっていませんね。 頭にでかい螺子をという考えも最初からありました。 ねじ込まれているところの部分は外すとどうなっているかとかは全然考えていません。はい。見た目だけを考えてます。ふざけて「外すとそこから脳みそがトロトロでてくるんですよー」とかは言ってたけど･･････ そのあたり山田石人先生に突っ込まれて漫画のネタにされてましたね（笑） また例によって例のごとく、初期から決定までに随分と頭身は縮んでいます（笑） 表情集です。 常に小動物か野良の子猫のようにビクビクしているようなそんなイメージで描きました。フランソワはいつもおどおどしているので微Sなボクはちょっと虐めたくなってしまうんですが〜。 考えてみれば、僕は前に原画を描いたゲームでも似たような怪力少女を描いたなあ。 この立ち絵は体験版のときに「画面端からオドオドしながらでてきたらイイよね」とか言っていて、じゃあ自力でどこか屋敷の柱を引っこ抜いてそれに隠れるようにしようか〜というワケで出来たもの。 ラムダは最初はもうちょっと腕が太かったりしてたのですが、最終的には細い腕のほうがいいじゃん。となりまして現在のデザインになりました。 某芋掘りロボットにちょっと似てると言われてますが、そのへんは狙ってたりします。基本的にはフランケンシュタインのクリーチャーがモチーフなんですけどね。エンディングで麦藁帽子を被せたりとか鍬を持たせたりとか芋掘りロボット風に遊んではいますね。 それよりもびっくりしたのは「お化けかぼちゃ」かな。 しらないうちになんか立ち絵のコンテが増えてて、みたことがないカボチャがいる。Σ（＠口＠）というわけでかなり焦りました。 「これ以上キャラ増やすのかあああああっ！」とチョッピリ玉沢さんに殺意を抱きました（笑）（ホントチョッピリだけですよ） カラーリーングバリエーションです。 上段左端のカラーリングもいいなと思ったのですが、最終的に髪の毛が上段右端、服は下段右端、上着はグレーの影という形になりました。 （文/さいとうつかさ）