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ヴォルフェさんは、この企画で多分、一番初期イメージから変化があったキャラクターだと思います。
最初のイメージでは、ヴォルフェさんは関西弁ということもあって、もっと陽気でぱやぱやな感じでして、それにあわせてさいとうさんが作って下さったデザインも、もっとこう、きゃるーん♪ とした感じでした(笑)。
ただ、色々考えているうちに、この人のコンセプトは『みんなのお母さん』じゃないだろうかと思い、方向性を修正。
さいとうさんのデザインもその方向性で、全体的に大人しくしていただいて、私自身は結構お気に入りだったのですが、今度はちょっとそれが大人しすぎるというか、地味すぎるというか、ぶっちゃけ『おばさん臭い』というか(笑)。
そんなわけで紆余曲折を経て、今のコンセプト、『みんなのお姉さん』に行き着いたというわけです。
まあ、結局根底の所では何も変わってないんですけどね(笑)。
ともかく、そんなわけで誕生したヴォルフェさん。
ほんわか暖か、抱擁力抜群で超マイペースな太陽のような人、というのが作中を通したヴォルフェさんのイメージなワケですが、正直な話、この人がいなければ『とり×とり』の我の強いキャラクターたちを纏めることは出来なかったと思います。
執筆しつつ、『俺偉い!』と、自分自身を褒めてやりたくなったことも何度か(笑)。
主人公の俊介くんはイイヤツなんですが、いかんせんそう言ったところでは頼りにならなかったもので(笑)。
そんな感じで、私自身大変お世話になったヴォルフェさんなのですが、発情期になるとエロエロになってしまうというのは、『狼女』と言う設定で行こうと言うことになったときから、既に考えていたものでした。
そう言う意味では、ヴォルフェさんも、和美さんやウルド姉に並ぶエロ担当だったと言えるかも知れません。
他の二人がエロすぎて、その辺りあんまり目立ってないんですけど(笑)。
まあそれでも、作中二度訪れるヴォルフェさんの発情期。
これがヴォルフェさんのエッチシーンのメインとなるわけですが、一回目と二回目の彼女の反応や行動の違いに、ヴォルフェさんなりの『女心』、『オトメ心』を感じて貰えたらとても嬉しく思います。
実際、その辺りが彼女のシナリオのキモの部分ですので。
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ちなみに、一回目の発情期には、ヴォルフェさんはまあるいフライパンを見てチワワになってしまうわけですが(エンディングムービーにも、ワンカットチワワヴォルフェは登場しています)、こちらは玉沢としては最初はイメージしていないものでした。
これって実は、さいとうさんがキャラ設定の傍らに書いていた悪戯書きからネタを拝借させていただいたものなんですよね。
こう言ったネタのフィードバックのようなことは、結構沢山していまして、ネタに詰まったときなんかは、『なんかネタないー? ねえねえ』なんておねだりしてたりもしました(笑)。
開発チームの皆さん、その節は大変お世話になりました(笑)。
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さて、それではお後がよろしいようで、今回はこの辺りで。
また、どこかでお会いいたしましょう♪
追記
以前、ヴォルフェさんの名前について質問を頂いたことがあったので、せっかくの機会なのでここで。
『ヴォルフェ』というファーストネームは狼の英語読み『ウルフ』をドイツ語っぽく。
『ファングルフ』というセカンドネームは、十年ほど前の狼男ものの映画のタイトルからいただいてます。
多分『ファング(牙)』+『ウルフ(狼)』の造語なのかな?
もし詳しい方いらっしゃったら教えて下さいませー。 |
(文/玉沢円)
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ヴォルフェの初期稿と第二稿です。
当初はまんま「怪物●理の名●ック」できゃるーん♪な状態でした。
その後、「もうちょっと大人っぽくておしとやかなほうが良いんでない?和服とか着てさ〜」と会議で言われ和服(第二稿)に。
デザイン時は割烹着は着てる状態と着てない状態がありました。「脱がせたり着せたりするー?」とか色々ああでもないこうでもないと言ってましたね。
その後、原画を描くギリギリの時期になって「なんかもうちょっとえちぃくしたいので、思い切って裾を短くしちゃいましょう!」と僕が裾が短い状態のを描いて、それがそのまま決定稿となりました。
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表情集です。
関西弁というのは割と早い段階から決まっていたと記憶しています。
ただ、ベリュアルも関西弁なので、ヴォルフェは京都弁ということで、はんなりとしたしゃべり口調でいこうと言うことになってました。
初めてヴォイスを聴いたときは、すんごいはんなりとした口調に腰が砕けそうになりました。(でも、そこがいかにもマイペースっぽいキャラで大好き)
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ヴォルフェは「とり×とり」のキャラクターの中で一番グラマーな体型ということになっています。
特にイベント原画などのときは他のキャラクターと比べて乳がでかく見えるように注意をして描きました。
グラフィッカーの人からは特に塗りやすいとか塗りにくいとか言われることはなかったような気がします。
個人的にはエンディング手前のエッチシーンとピロートークが好きです。
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ヴォルフェのカラーバリエーションです。
服の色は左端、髪の毛は右から二番目の色に決定。
その後、帯と裾にアクセントとして足跡模様を追加し、尻尾と耳に白い部分を足したものが最終的なカラーリングとなりました。
そういや、ヴォルフェってこの裾の短さでノーパンなのに買い物とか平気で行っちゃうんですよね。
ある意味すごい・・・・・・。
そういうイベントシーンも描いて見たかったな〜。 |
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(文/さいとうつかさ)
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