お正月は皆さん楽しめましたでしょうか?
私はお年玉出費が大変なことになってしまいました。
「キミ達少子化なんてまったく無縁だね?」と言いたくなるような親戚一同集まった新年会で根こそぎ持っていかれましたとも。ええ。不幸です。
しかしこのゲームには私以上に不幸な星のもとに生まれたキャラクターがいるんですねぇ。それが彼女、稲尾和美。
さて、今回の「とり×とりのすみっこ」はそんな薄幸の委員長、稲尾和美です。
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和美さんは、この企画では珍しく、明確なモデルというのが存在しないキャラクターだったりします。
とはいえ、全く完璧にオリジナルに組み立てられたキャラクターかと言えばそうでもなく、いわゆる『委員長』なキャラクターとして設定されています。
和美さんは、規則に厳格で口うるさく、本人は冷静なつもりで実は気が短い、とまあ、『お約束』のそのまた『王道』を貫いているキャラクターなのですが、更にその上、超がつくくらいの常識人で、超常現象等を全く信じようとしないと、この企画ではもう『やられキャラ』になるしかない設定でした(笑)。
その辺りは当然私は想定して設定を作ったわけですが、スタッフ会議においても設定を詳しく説明する前に、『この子ってやられキャラだよね』と言われる始末(笑)。
『ああ、そんなにわかりやすかったのか』と我ながら苦笑いしたものです。
さて、そんな和美さん。
ゲーム序盤は、トラブル役およびお色気担当として大活躍してくれるわけですが、それにはストーリー展開上の都合というほかに、もう一つ理由がありました。
和美さん(ウルドさんも同じなのですが)は、最初は『ツンケン突っかかってくる』けど、中盤以降、『もしかしてコイツ可愛い?』とプレイヤーの皆さんに感じていただきたいという、ある意味で『今流行のツンデレ』ではなく、『昔ながらのツンデレ』を目指したキャラクターだったのですが、最初から『ツンケン』しすぎていると、『ツンデレ』とかそういうのを通り越して、ただ『鬱陶しい』キャラになりかねなかったんですね(笑)。
そんな意味合いもあって、和美さんはひどい目にあい続けてもらいました。
すると、あら不思議。
なんだか和美さんはとても可愛気のある(というか、可哀想)キャラになってくれました。
この辺り、ウルド姉さんとは正反対で、ウルド姉さんは逆に『こいつ鬱陶しい』とプレイヤーの皆さんが感じてしまうくらいに描いたつもりです。
ウルドさんと和美さんが、『話が進んでいく中仲良くなる、だって二人は似たもの同士の苦労人だもの』というのも二人を設定した時点で決まっていたことなのですが、こういう風に書き分けることで、お互いの似たところと似ていないところ、可愛いポイントの違いなんかを際だたせられたんじゃないかなあと思います。
ちなみに和美さん、お色気レベルのエッチシーンも含めれば、メインヒロインのアシュタロテ様を差し置いてこのゲーム最多のエッチシーンを誇ります。
さすがはウルド姉さんと並び、『エロ要員』の名に恥じない活躍です。
(ちなみにウルド姉さんは数でなく、濃さで勝負でした)
そんな和美さんの玉沢的ベストエッチシーンは、アシュタロテ様にちんこをはやされてしまって、それを俊介くんにしごいてもらってイッてしまうシーン。
玉沢は『フタナリ』ってあんまり得意じゃないんですけど、『何故か生えちゃった女の子があれこれされる』っていうのは大好きなんですよね。
誰に話しても、『違いがワカラン』ってざっくり切り捨てられちゃうんですけど(泣)。
この微妙な違い、どなたかわかってくださらないものでしょうか。
さてさて、それでは今回はこれまで。
またどこかでお会いいたしましょう。 |
(文/玉沢円)
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デコ・三ツ編み・メガネ・おまけに委員長でツンデレ(いや、ツンツンしてるだけかも?)と美少女ゲームの三種の神器どころかお約束を4つも5つも持っているキャラクター。それが稲尾和美です。(その割には不幸なんだよな)
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初期稿と決定稿(線画)です。
とはいっても和美は初期稿から全く変わっていません。っていうか改めて見てもホントに全く変わってないなー。
性格的な点で言わせてもらえれば、沸点が低いところとか、個人的には好きですねえ。
「あたしは冷静よ!」といいつつその時点で既に全く冷静でない辺りとかも好き。
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表情集です。
リアリストでエッチ担当というのは初期から決まっていた設定でした。
というかこのゲームで「リアリスト」っていう時点でヤラレキャラ確定ですよなあ。
どう考えたってアシュタロテとウマが合うわけない。
ネギをケツに入れられるイベントは最初はただのネギだったんですがねぇ。暴走していた僕のせいでいつのまにか「魔界ネギ」になってました。
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和美の私服姿です。
和美は結構ウラ設定というか色々とこまかいところで遊んだキャラクターですねー。
下着は黒だとか私服は意外とオシャレだとか。
イベント原画は描いていて楽しかったですね。
カボチャに襲われるのとかはツルを描くのが大変でしたが・・・・・・。
パンツの紐切られたり、ネットに絡まれたり、ツルに絡まれたり、チ●コ生やされたり、飽きないキャラでしたねぇ。
ちなみにグラフィッカーの人にはあこさんと同じ理由(塗りやすいとのこと)で人気でした。
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カラーバリエーションです。
真中の制服の色が最終的に決定色になりました。
この色の髪の毛もイイかんじだったんですけどねー。ヴォルフェと被るってことで紫色に決定しました。
では次回にまた〜。
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(文/さいとうつかさ)
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