○世界観に関する設定

・概要
時代設定は現代日本(2006年)。
関東地方の東、某茨城県の南部、「瓜南市(うりなみし)」。
よく言えば、「自然環境に恵まれた」街。
悪く言えば「イナカ」。
数年前、四つの町や村が合併して現在の市となった。
少しは都市化したが、やっぱりまだイナカっぽい。
「大体名産品だからって、「南瓜(かぼちゃ)」をひっくり返して「瓜南(うりなみ)」とはいかがなものか、とは主人公の弁。

・市内の様子
都市部・住宅部・田園部に大まかに別れる。

 ※都市部
  市の中心部に当たる場所で、市役所を始めとする官公庁、会社事務所などがこの地域に集中している。
  10年ほど前は都市部もさほど開けてはいなかったが、市町村合併後の再開発により、現在は大型の商業施設なども増えてきている(とはいえ、市内で都市化された地域はごくごく一部に過ぎない)。
  なお、都市部のほぼ中央には「瓜南駅」があり、これは東京と瓜南市を結ぶ重要な交通機関となっている。
  また、線路と併走する形で国道が走っており、こちらも物流の重要な路線である。
  
  ※住宅部
   「瓜南駅」の東部が新住宅街、西部が旧住宅街となっている。
   西部旧住宅地は市町村合併以前の住宅地で、比較的古い建造物(主に一戸建て)が多い。
   東部新住宅地は市町村合併後、東京のベッドタウンとして開発が進んでいる(現在も開発中)。
こちらは一戸建ての他高層マンションなども建てられ、市の人口が増える原因の一つとなっているが、環境の破壊などネガティブな一面も持ち合わせている。

  ※田園部
   市の中心地こそ開けてはいるが、それ以外の殆どは田園地帯である。
   東部の田園は開発により姿を消しつつあるが、西部では根強く農業が続けられている。
   ただし、後継者難は否めないようだ。
   
・人口
おおよそ12万人。
うち、農業人口は40%程度。
昨今ベッドタウンとして開けつつあるので、人口は増加傾向。

・主な産業
農業(かぼちゃ、きゅうり、いちご、米)、繊維業(伝統工芸)、醤油醸造等々。

・名産品、観光資源など
江戸時代より続けられている醤油醸造と絹織物、それから全国的なブランドである「おばけかぼちゃ」が名産品。
その他神社仏閣などもあるが、どれも観光資源というには弱いものなので、10年ほど前から村おこしの一環として、「ハロウィン祭り」を開催中。
こちらはそこそこの成果を出しているようで、毎年その時期になると県外よりの旅行者も多く訪れる。
 ちなみ、20年ほど前政府主導で全国の市町村に交付された一億円で「金のかぼちゃ」を作って観光資源にしようとしたが、そちらは大失敗に終わった。